しばらく歩みを進めていると雪佳山のふもとの辺りに樹からランプがぶら下がっていた。


「…人の気配がするな」


礼於が光の方へとまた一歩を踏み出そうとした時、歓迎するかのようにランプの光が一列になって灯った。

「ほう、何かありそうだな」


礼於は光が示す道を進んでいった。