あの花を何度でも愛そう




「………ち…や…」


ゆりは俯きぼそぼそとなにか呟いた。


「え?」



「………かずやっ」


ゆりは顔をあげて小さな声で言った。


その顔は真っ赤で、ゆでダコみたいで、湯気出てきそうで
やや涙目だった。




か…。