ゆりの手は腫れていた。 ぼろぼろの体なのに、みんこのために痛いのを我慢しているゆり。 「今まで、辛かったね…。 ゆり、気付けなかった。 ごめんなさい…。 でも…生きたくても… 生きられない人が、いるんだよ…。 ゆり… あと1年しか生きられないんだよ…」