「あたしは家族にとっていらない存在。死んでほしい存在。 理玖とも別れなくちゃいけない。 ねえ…あたしの生きる意味ってなに?」 話を聞いた僕は 怒りという感情がふつふつとわき出てきて、爆発しそうだった。 きっとせりくも ゆりも 同じ思いだと思った。 「あたしは…いらないの…」 みんこはそういって、 机の上にあるペンケースの中から、カッターを取り出した。 カチカチ…と刃が出てくる音がなる。