「…とにかく…。ゆりちょっとこい」 僕はゆりの手を掴み、その場から離れた所に行った。 「い…いちや!?」 「いーから」 人が少ないところで足を止め、僕はゆりに向けてこう言った。 「誤解してるだろ」 ゆりは戸惑いの表情で僕を見つめる。 「俺のみんこへの"好き"は、友達としてだ。 せりくもみんこもお前も好きだ だから そこんとこ! 勘違いすんじゃねーぞ!」 僕は人差し指をつきだして断言した。