あの花を何度でも愛そう






「それにほら、みんこのことを…。みんこのことを…。えーっとえーっと」


ゆりはうーんと唸り悩んでいる。


…。

幼なじみの名前を忘れんなよ!




「あ、りんかって呼ぶようなもんだよ!せりくをりくって呼ぶとかさ!」



まあ確かに
凜花と理玖は呼びにくいけど…。




「………。」



僕は何も言い返せない。



ゆりは勝った!とにやけてガッツポーズをした。