ここの時代にタイムスリップした私を、 実の娘のように育ててくれた二人。 お花さんからは 裁縫や、料理を習って 藤次郎さんからは 体術と剣術を教わった。 剣術の練習はとても厳しくて 青痣やきり傷をよくつくっては、 お花さんに、 女の子がこんな大傷こしらえて!! なんてよく怒られたっけ……。 昔のことを考えながら目を細めた。 「京は治安が悪いって言うからね 何があっても、無茶はするんじゃないよ」 私の肩に手を置いて 目線を合わせるお花さんに、私は コクリと頷いて見せた。