『……あ、あの。 信じてもらえないかも しれないんですが――』 私は、藤次郎さんとお花さんと呼ばれた 女性に、自分のことを話した。 未来から来たのだと。 ーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ほ~。未来か」 「なんとも反応に困っちまうね」 『……す、すいません』 困った表情で顔を見合わせる二人を 見ていると 無性に謝りたい気持ちになった。