「そうだよ。僕らは家族だよ?」 総司は、人の姿をに戻って 微笑んだ。 そんな二人の顔を見て 私は、あの夢のことを言おうと 決心した。 『数日前に 夢の中で聞いたの…。 時間はあとわずだって』 二人は私の話を 真剣に聞いてくれた。 『すぐに分かった。 時間って言うのは、総司や一君たちが こっちの時代にいる時間のことだって』 服を握る手に力がこもる。