『悪い事してないのに

謝るなんておかしいよ』



「姫時ちゃん」


「姫時」



吃驚した表情の二人を見て

私はクスクスと笑った。



『さぁ、帰ってお昼でも作ろうか!』







私の張り切った声が、帰り道に響いた。