幕末にゃんにゃん【完】




一side



俺たちの前に立つ姫時

総司も俺もいきなりの登場に

いささか吃驚したが。



なにより、安心した

しかし、場の空気は余り良くない。



言い合いをする

男と姫時

そして、男たちの肩を持ち始める

周りのおなごたち



「独り占めしたいなんて汚い女ね!!」


「ありえないでしょ!?ブス女」



しだいに、姫時に対して

許しがたい発言をする者も出始めた。



姫時は汚い女などではない!!

怒りが心の臓から体中をめぐり始める。