幕末にゃんにゃん【完】





この中を進んでいくのか……。



女の子の集団を見ながら

ため息をついた。



「君たち、モデルって職業に興味ない?」

「うちの専属モデルとして働かないか?」



スカウトされてる!?


私は、急いで女の子達を

かき分け前に進むと

スカウトしようとする男たちの

前に立った。



『彼らはモデルになりません!!』



「姫時!」

「姫時ちゃん!!」



背中に彼らの驚く声を聞きながら

私は目の前にいる男たちに言った。