私の手は、彼の頬に触れていた。 人の肌、微笑む彼 茶色の髪が、微笑むことによって少し揺る 『だ、誰!?』 「……クスクス。僕だよ僕」 その声は、どことなく総司に似ている。 キョトンとする私に、茶髪のイケメンさんはため息をつく ――――ポンッ ため息をついた瞬間。真っ白い煙が辺りを包みこんだ