幕末にゃんにゃん【完】






「姫時ちゃんが傷つく所……見たくない。危険に晒したくない」




『……いやよ。ココにいる』




冷静な言葉が、口から飛び出した。




『私はこの時代を選んだ。総司の傍に居たい!!この先暗闇だろうが命が危険だろうが』




自分でも吃驚するくらい弱々しい声



総司は何も言わずただ聞いていてくれた。




『好きな人のそばに居たいよ!!!!』




――――ギュッ




叫んだ瞬間私は総司によって抱きしめられていた。