『おねがい?』 「うん」 『何なんでも言って!』 「ずっと考えてたんだけど新撰組を離れてほしい」 心臓が止まるような心地がした。 『え?』 「未来を知ってるんなら分かると思う。この先新撰組が向かうのは暗闇だ」 近くに居るはずの総司の声が、遠く感じる。 離れてほしい? それは、私が邪魔だって事??