『……だから、未来に帰らずココに留まることにした。

置いて行っちゃいけないと思ったのは……総司だよ?そう思っている人の前から消え』



消えるわけないでしょ?



先の言葉を言う前に、私の体は再び彼の腕に包まれていた。




力任せではなく、優しくけれど強く抱きしめられる。





「なにそれ……すごい殺し文句」




そういいながら、耳まで赤くする総司を見て




私は、クスクスと笑った。