『ん……』




目が覚めると、総司の顔があった。




そして私と目が合うと、抱きついてきた。





『ぐえッ』




力任せのハグにも、慣れ始めた私は彼の背中をポンポンとやさしく叩いた。




「僕がどれほど心配したか分かってるの!?」




『ごめんね。ちょっくら神様に会ってきたんだよ』




彼の声から、相当心配してくれたのだと感じた。




ゴメンね総司……。




私は、安心させようと背中を叩いていた手を移動させ総司の頭をそっと撫でた。