幕末にゃんにゃん【完】






「何言ってるの!?だって、だって私……死んでも償えないほどの事やったんだよ!?」




パニックに陥ったように頭を押さえてその場に崩れる飯塚さん




私は、彼女の背中を撫でながらフッと笑った。




『死ぬんだったら生きて償え……死ぬなんて甘いこと言わせないよ?』




「え?」



思った以上に冷静な言葉を並べる自分に自分で驚きながら、顔を上げた彼女に微笑んだ。




『死んでも誰も喜ばない……生きて償うことに意味があるの!!』



「……」



『だから、明日一緒に行こう!!』

「は?」




ポカンとする彼女に私は満面の笑みを浮かべた。