「なんでそこまで彼女にこだわるの?」 『頼みごとされたから……三人を幸せにしてくれって』 余り見ない真剣な顔の総司と対照的に私は笑顔をつくった。 「……そうやって」 私の顔を見てから顔を俯かせて彼は、ボソリと何かを呟いた。 『そ、総司??』 明らかに様子のおかしい彼に、オズオズと手を伸ばす。