「……ひ」 『ひ?』 一言呟く彼に眉を顰めながら、見上げる。 てゆーか。色々思い出して恥ずかしくなってきた。 死ぬんだとばっかり思ってたから、恥ずかしいこと言ったぞ私。 「姫時ちゃん!!!!」 ―――ギュッ 『グエッ』 いきなりの出来事と力加減のされていないハグに、女の子としてはアウトな声が出た。