“二人方を未来にお送りしたのも、すべて初めから貴女をお連れするためです” な、何を言ってるの?? 初めから、私はココへ来るはずだったってこと? “あなたに、狂った時のゆがみを正してもらおうと思いまして……” 『正す?何を言ってるのか分からないんですけど??』 “……真実をあなたにお伝えせねばなりませんね” 瞳を閉じ、それから真剣な目をした白蘭さんは私を手をつかみ歩き始めた。