私って、案外立ち直りが早いようで……。 一刻くらい過ぎた頃には、先ほどのことなど気にしなくなっていた。 多分、沢山泣いたからスッキリしたのかも! そう考えながら、隣に立っている総司を見上げる 「なぁに?」 私の視線に気づいた総司は、私に顔を近づけながら首をかしげた。 ドキッッ!!! ブンッと効果音がつきそうなくらい顔をそらした。 なんか、意識してしまって顔がまともに見れない。