総司……総司!!!!助けて!! 必死に、そう願う ――――ザシュッ!! 「う゛わぁああ」 「何を、しているんですか?一人の女の子に対して数人がかりなんて男の恥だね」 クスリと笑みを浮かべる彼の足元に転がる骸を見て 私を抑えていた人や触っていた人が焦りながら逃げていく 「待ちなよ!!」 逃げる人たちを追かけようとする彼の着物をつかんだ。 『…大丈夫だから……追わなくていいよ』 そして、いびつな笑みを浮かべ彼……総司を見上げた。