幕末にゃんにゃん【完】






後悔する事になるといわれた日の翌日のこと



私は、大切な物がなくなっていることに気がついた。





『あれ?おかしいな』




お花さん達から貰った文を入れて置いた箱がない。




「姫時。入るぞ?」




『あ、一君?いいよ』




――スッ



「姫時?何をしている」




一君は、押入れの中に顔をつっこむ私に対して、驚いた声で問いかける。




『お花さん達から貰った手紙をしまっていた箱が無くなったの。だから、探してる』




置いていた場所からなくなっていた箱




確かに、押入れの隅においていたはずなのに……。