「あれ?一君??」 耳をピョコピョコと動かしながら、総司は少し驚いたように喋る。 一君?もしかして、斎藤一のことだろうか…。 「何ゆえ、ココにいる」 「不貞浪士と斬りあいになってさ。気がついたらココにいたんだ…一君は?」 「俺も、総司と同じだ」 「ふーーん」 二人とも、凄い場面でこっちの時代に来たのね…。 しかも、猫になって。