「……あぁ!!わかった!!」 数分の沈黙に負けたのは土方さんの方だった。 『本当ですか!』 嬉しそうに顔を上げる姫時ちゃん 愛らしい表情に、よかったね!と一緒に喜びたくなる。 が、そんな気持ちも土方さんの言葉で消え去った。 「しかし、ある試験で勝てたらの話だ」 は? 多分、今姫時ちゃんは僕と同じ気持ちだろう。 顔からして、間違いなく…。