そして、暗闇に染まる京を

グデングデンと歩く。



『何故こうゆうときに限って

わたすは怖いことばかり思い出すの?』



なんで、今……貞〇を思い出すの!?!?

お願い脳内から消えて〇子ォォォ!!


ホラー映画の怖いシーンが

さっきから行ったり来たりしている。



あぁ、どうしよう。

今日はどこか宿にとまって

明日探そうかな……。うん、そうしよう。



立ち止まり無言で考え込むと、ウンと頷いた。



と同時に



「小僧」



誰かに肩をつかまれた。