クリスマスのキセキ




季節は冬。




後2週間でクリスマス。




それなのに私…17歳になっても未だに彼氏いないって…。




どういうこと…?













私、水樹 結愛(ミズキ ユメ)。



高2になっても、未だに彼氏ができたことがありません。




あ、いや。




中1の時、隣のクラスの男の子に一回だけ告白されたっけ?




しかも、人生初めてで告白された。




……まぁ、半日で終わったからあれは付き合ったとは言えないよね。




だからカウントには入れない。




…何があったかは聞かないで…。




「結愛ー、今日あたしデートだから先に帰るねー」




「わかった。
また明日〜」




高校入って初めて一番仲良くなった武内 里津 (タケウチ リツ)。




は、先月彼氏ができたとたん、ウキウキと毎日が楽しそうだった。




「…はぁ。
私も帰ろ…」




ため息をついて、カバンを取って教室を出た。













あぁ〜、寒い。




やっぱり冬はこたつとストーブの二重攻撃を浴びながら、ゴロゴロするのが1番かな〜。




今年は里津、彼氏と過ごすと思うし、両親は働いてるだろうし、弟は友達とクリスマスパーティー…。




私は家に1人お留守番…。



…何、この寂しい子!?




うわ〜、クリスマスに1人家って何!?




ありえな〜い…。




…いいもん、ずっと寝とこ…。




……彼氏でもいれば、ちょっとは寂しくないのかな……?




白い息をはきながら、私は家へと急いだ。