鷽どりの詩(うた)

嘘をつかない
鷽(うそ)どりが
悲しい声で
泣いてます

ヒーホー
ヒーホー
と

一人寂しく
泣いてます

誰か私に気づいてと
鷽どり一人で
泣いてます

ヒーホー
ヒーホー
と

悲しい声で
鳴きながら

鷽どり心で
泣いてます

ヒーホー
ヒーホー
と

夜の闇に包まれて

鷽どり誰かを
待っている

ずっとずっと
舞っている

鷽どり彩り
天高く
飛べますようにと
祈ります

ヒーホー
ヒーホー
と

悲しい声で
鳴きながら

鷽どり気どり
飛んでゆく

途中で雨が降ってきて
鷽どり一人
雨宿り

羽根を休めて
心休めて

鷽どり陣取り
止まりしは

まだ花咲かぬ
梅ノ木に

鷽どり一人
身を寄せる

梅の香どこかと
鳴きながら

鷽どり一人
飛んでゆく

ヒーホー
ヒーホー
と
鳴きながら

ヒーホー
ヒーホー
と
泣きながら

鷽どり彩り
天高く
飛べますようにと
祈ります

嘘をつかない
鷽どりが
一人祈り
飛んでゆく

いつかの梅の香に
誘われて…






『鷽どりの詩(うた)』
終