次の日、俺とエリは一緒に朝の祭りを楽しんでいた
昨日とは違いエリはずっと笑顔だった
エリの以外な輪投げの特技や林檎飴が好きな事、綿菓子があんまり好きじゃない事…

「なぁエリ…」
「なに?」
「俺さぁ」

「公務員目指そうと思うんだ!」
「なんで?急に…」
「だって…エリの夢だろ!安定した生活ってのが」
「もう…ハルは無理しなくていいの、ハルは自分のやりたい事をするのが一番なんだから」
「それに…なんか年寄りくさいよ(笑)」
「なんだよ!そんな言い方ないだろ」
「…ゴメン、でもありがとう。ハル大好き!」
「バ、バカ、恥ずかしい事言うなよ」
「あ…すぐ照れる所がハルっぽい!」
…まったく、それ言われると弱いんだよなぁオレ…
「ほら、次行くぞ!次は焼きそばだ」
「もうお腹一杯だよぉ」

彼女の手を絶対離さないように手を握った。

これが彼女との最後のデートになった…