その声に一瞬びくっとした平助くんは いつもの表情じゃなくて 怒っているようででも、悲しそうな表情…眼だった。 「だってよ!」 「だってよ、じゃない!!!」 「2人共、止めてください。殺しますよ?」 間に入った沖田さんは いつもの黒い笑顔でいつの間にか 鞘から刀を抜いていた。 うお!! 私と平助くんは言い合いを止め 沖田さんに何故か“すみません。”と、謝った。 「では、葵羽さん。またの機会で。」 はあと、ため息を付いて沖田さんは 中へ戻っていった。