「で、早く広間に行かないんですか?」 「意外と平然だな。」 「予想してませんでしたけど、なんとなく大丈夫な気がしてきたんで。」 私、早崎葵羽は 新選組鬼の副長と呼ばれる 土方歳三といつも通りいがみ合いながら 予定変更の話を聞いていた。 「そうか。」 ほらよ、そう言ってさっきまでマジマジと見ていた携帯を投げて返される。 「大事にあつかってくださいよ!!」