おれは彼女に向かって…
いきなり土下座した。
嘘はたしかにいけない。
でもこいつのメールはぜんぶ本心、
そんなやつだったんだ。
だから、こいつのためにも…
もう一度、大学のことを
ちゃんと考えてあげて欲しいんだ。
もちろん、みおちゃん自身のためにも。
弟もそれを願ってるはず。
お願いしますっ。
彼女はそれには答えず、
しょうの頭に手を伸ばして…
髪をそっと撫でる。
やっとあなたに出会えたんだね。
ひとり言のようにつぶやいた後、
おれに頭を下げて、彼女は出ていった。
いきなり土下座した。
嘘はたしかにいけない。
でもこいつのメールはぜんぶ本心、
そんなやつだったんだ。
だから、こいつのためにも…
もう一度、大学のことを
ちゃんと考えてあげて欲しいんだ。
もちろん、みおちゃん自身のためにも。
弟もそれを願ってるはず。
お願いしますっ。
彼女はそれには答えず、
しょうの頭に手を伸ばして…
髪をそっと撫でる。
やっとあなたに出会えたんだね。
ひとり言のようにつぶやいた後、
おれに頭を下げて、彼女は出ていった。