君に出会わなければ…







そして私が座ると、愛犬のモナは私の足元にやってきて、カーペットに寝そべった。


私の帰りをじっと待っていたモナ。


私が着替えを終えるまで、坂本さんと一緒に大人しく待っていた、とっても優秀な私の愛犬。

お母様から怒鳴られて、私が引きこもって部屋から出なくなった時、お父様たちが謝りに来て、ゴールデンレトリバーをプレゼントとして連れてきた。それがモナだ。


そんな私のパートナーを、ソファーの上に呼んだ。


「モナ、おいで。」


ソファーを軽くたたくと、モナは尻尾を振って立ち上がり、椅子の端に足を掛けて大きな体で軽々と上ってきた。