じゃあはじめようかー。
そう言われて検査が始まり、全部の検査が終わったのは7時を回っていた。
「じゃあ結果は1週間後に、今日と同じ時間に来てね。」
「はい、ありがとうございました。」
すぐに着替えて、受付を済ませて待っている溝口のもとへ急いだ。
高城先生も一緒に、待合室の椅子に座って何やら二人で話していた。
「帰りましょうか。」
私が来ると二人は話をやめて、溝口は立ち上がった。
「先生、今日は急だったのにありがとうございました。」
そう言って溝口と一緒に頭を下げた。
「いいえ。ちゃんとアポとってたんだから、気にしないで。それよりもし辛いようだったら、すぐに休むこと。なるべく稜ちゃんと一緒に行動するようにして。」
稜ちゃんとは溝口のことだ。さっき話していたから、きっと昔の呼び方に戻ってるんだろう。
私は不安になり溝口を見ると、「念のために言ってるだけです。」と言って、持っていてくれた私の制服のブレザーを肩にかけてくれた。
「そう、念のためよ。そんな深く考えないで。まだ結果は出てないんだから。」
先生に頭を撫でられた。
そして、「稜ちゃんのこと頼っていいんだからね。」と言われた。
なんでそんなこと先生が言うのかわからなかったけど、とりあえず返事をした。
「はい。」
もう一度先生に頭を下げて、病院を出た。

