君に出会わなければ…



「めんどくさいね。恋愛って。」


私は外を眺めて行った。


「そのような枯れたことを…」


溝口はじゃっかん笑いながら言った。


(溝口が笑うなんて珍しい。)


「だってまだ中3だよ!?」

「今時の中学3年生でしたら

これぐらい

普通にこなされることだと

私は思います。」


(真顔で言われたー。)


「じゃあ溝口は好きな子いた?」


「彼女はいました。」


(きぇー。ませがき。こんな身近に。)


「溝口、今までありがとう。」


私はふざけて

最後のお別れ風に言った。


「茉莉様あなたのそばにいられて

溝口たいへんうれしゅうございました。」


(おっ、のった!笑)


「溝口がそんなませがきだったなんて。」