君に出会わなければ…



「もう学校へ行ったわ。

昨日のことが相当ショックだったみたいで。

機嫌悪そうに出てったわ。」


(ああ~。

拗ねてるわけね。

めんどくさい。)

拗ねたらなんとかしてもらえる年齢は

とっくに過ぎたことを

もうそろそろ自覚してほしいと

ホント最近思う。


お母様が困った顔をしているので

私はなだめた。


「お母様あまり気にしないで下さい。

少ししたら機嫌なんてなおりますから。

いつものことです。」


「そーよね。

ありがとう、茉莉。」


「いえ。では、いってきます。」


「いってらっしゃい。気をつけてね。」



私は朝ごはんは毎朝食べずに

コーヒーだけ飲んで出かけるのだが

今日は車の中で飲むことにした。


お母様と一緒にいると、奏志朗が心配話しを聞かされそうだったから。

現に奏志朗のことが心配で、私が今日コーヒーを飲んで行かないのだって気づいていない。


やれやれと思いながら、コーヒーを持って溝口が運転してくれる車に乗り込んだ。


学校に着くと私を待ってるい人がいた。