林檎「だから名前を嫌ってんのか?」


薔薇「うん」


林檎「そうか・・・」


薔薇「私はパパとママに見られてる気がしない」


林檎「んなわけ・・・・」


薔薇「だから似せないように頑張った」


林檎「え?」


薔薇「同じ黒髪もしゃべり方も。悪い奴らとばっかつるんでいたしキャバでも働いた」


とにかく似せないようにした


まったくの別人になりたかった



林檎「それで両親は・・・?」

薔薇「別に何も言わなかった」


そう。何もいってくれなかった

怒りもしなかった


ただ金に染まった髪を悲しそうに見ていただけだった