でも…

悲鳴もブレーキ音も聞こえなかった。

車の通り過ぎる音がするだけ。

目を開けると…

もう、そこにあの人はいなかった。

わたしの見間違い?

とりあえず、事故は起きてないんだ。

よかった。

ふうーっ…

大きく息をつく。

いろんなことが起こりすぎて

わたし疲れてるの、かもな。