うとうとしながら午後の授業を受ける。
そのとき、
「眠いよな」
あっ、彼!
…じゃなくって、
あいつ、の声が聞こえた。
うとうとの夢からの声、じゃないよね?
彼の席に目をやった。
うっすらと背中が浮かび上がってる。
まるで影のように…
他のみんなは気づいていない。
やっぱり、わたしだけ見えてるんだ。
あいつの声が、耳元あたりで聞こえる。
「机にこんなもん置きやがって。それで終わりか、 寂しいもんだよな」
そのとき、
「眠いよな」
あっ、彼!
…じゃなくって、
あいつ、の声が聞こえた。
うとうとの夢からの声、じゃないよね?
彼の席に目をやった。
うっすらと背中が浮かび上がってる。
まるで影のように…
他のみんなは気づいていない。
やっぱり、わたしだけ見えてるんだ。
あいつの声が、耳元あたりで聞こえる。
「机にこんなもん置きやがって。それで終わりか、 寂しいもんだよな」


