わたしは…

残された指輪をぼーっと見つめた。

あなたからの最後の贈りもの。

それは、キラキラと眩しかった。

わたしの未来も、こんなに輝けるかな?

…ううん、

輝かないとだめなんだよね。

それは、死んでいったあなたのため。

そして、もちろんわたし自身のため。

あなたは身をもって教えてくれた。

そうなんだよね。