〜蝶、Side〜

私は誰も見ていない事を確認して裏の戸から屯所に入った。

山崎さんには報告したから次は土方さん。

本当はゆっくりしたいんだけどあんまり晩いと怪しまれるから

早く此処を出て八木邸へ帰らないと…

私は小走りで土方さんの部屋へ、

てっ、もー!!

広すぎるのよ!!この屯所!!

私は半逆ギレ状態で屯所を走る。

そして土方さんの部屋につくと声もかけずにー。

スパーン!!!!

「土方さぁーん!!!!」

「うるせえぇぇぇぇ!!!!入って来るときぐらい声かけろぉぉぉぉ!!!」

「無理です!!…あ、沖田さん!!」

「ったくも「さすがだね、蝶ちゃん」

「おい、てめ「なにがですか?」

「おい、ちょ「嫌、何も」

「…「そうですか?あ、そうだ。土方さん」

「…なんだ」

「捜査の報告です。…やはり芹沢と新見は黒だと」

私はドクン、と高鳴る胸を沈めながら今までの潜入の全てを話た。