そして、俺の手首に素早く巻きつける。 ひんやりとした刺激に、赤くなった手首が疼く。 「痛みますか?それとも……、気持ち良いですか?」 「………っ!……どっちも」 「そうですが。それは良かったです」 「……………」 こいつは本当に解んない。 一つ分かることがあるとすれば、要は腹黒なんだ。 うん、きっとそうだ。