「すみません。聞いた私が馬鹿でした」 私が淡々と言うと、世多警部は苦笑した。 「まぁ大丈夫だろ。証拠だってそろってんだし、被告人も自供したんだし、決定だろ」 「そうですよね。判決はゆ…「無罪」」 「「え……?」」 私が有罪と言いかけた時、フードの青年に寄って遮られた。