あたしだって、サユとの絆が最初からあったわけじゃない。

誰にだって、乗り越えてきたことってある。

1人では生きて生きないから支えあって、

お互いを信じていける。

「ヒヨリンってマジで良いやつだよな。」

「あはは、そうかいね?」

だから、あたしだって誰かのために出来る

ことをしていと願うんだ。

「良いヤツ過ぎてなんか心配だわ。」

「えっ、よっちゃんに心配される覚えないよ。」

「だから、俺は別にヒヨリンのこと女として

見てねぇからな。」

そんなの分かってるよ。でも、そうはっきり言わなくて

もいいじゃないかね。

「すげー大事な友達っ!!」

「(´;ω;`)」

「マジでポーカーフェイスだな。」

心は大泣きよ!

な、涙出ないんだもの。

「アフロのぺちゃんこの人に言われたくない。」

「ひ、ひでぃー!!」

「よっちゃんが最初にひでぇーこと言ったのよ。」

ファサっとよっちゃんのアフロに手を伸ばせば、

弾力ある髪の毛があたしの手を追い返した。

「それで、何悩んでたの?」

「ひーちゃん、やっと本題入ったね。」

もっくん、ずっと陰ながら応援してくれてたもんね。

「つうか、ヒヨリンって意外と毒舌だよな。」

「そんなことないよ!」

ももっち、毒舌って何!?

あたし毒舌なのか!!

舌が毒まみれなのか。

それだったら、あたし生きてないぞ。

生まれてすぐ死んでるよね。

「ひーちゃん、戻っておいで。」

「はぁっ、悪夢を見たよね。」

もっくんの癒し効果絶大にホッとした。

「悩みつうか・・そのっ」

よっちゃん、急にモジモジしだした。

何、おトイレ行きたいの?

そういうのはお外に出る前に行かなきゃ

駄目じゃないの。

※母親になったつもりで妄想してます。