キラキライルミネーションロードは素晴らしき
景色で、そう言えばみんなは意外とロマンチスト
なんではないかとふと思い出した。
確か、水族館に行く前日も夜景を見に言ったんだ!
あの時は追われた後でとにかくムカムカしてた。
何かよく分からないけど、いい気がしなかった。
だけど、その後は何だかんだ言いながらも楽しかった。
きゃふきゃふナル君とルンルンで歩いてると、
やはりキューティーナル君への視線をついでに
ぐらいにあたしも感じてしまうのである。
「ヒヨリン、お腹空いてないか?」
キラキラなお星さまと対抗するような可愛い笑顔に
キュン死にしそうな勢いだ。
「そうですね、少々減りましたけど・・・」
周りの男性が目をハートにさせているのは気のせい
なのだろうか!?
確かに、ナル君はものすごい美少女のように可愛いけども、
あたしは立派な乙女なはずなのにおまけ的存在になってる!
よく、お菓子のおまけに付いているマスコットキャラ!?
こ、これは、あたしに使命が与えられているわ!!
ナル君を守り抜かねばならないという新たなミッション
を与えられたということなのね!!
マスコットキャラのキーホルダー的存在から、
存在感をリアルに主張していこう。
「じゃあ、何か食べてくか?」
「夕飯があるので、少しならいいですが。」
「そうなのか?でも、まだ当分帰れないと思うから
何か少しお腹に入れといた方がいいよな?」
「えっ!?何処へ向かっているのでしょうか?」
もう帰れるとばかり思っていたのだが!!
どうなっているんだね。
バイト帰りのお疲れなあたしの様子を悟ろうよ。
いや、疲れてはいないけど・・・最近ジョセフィーヌ
との時間が減って寂しさでダーリンがしょげてるんだよ。
拗ねると可愛いのだが、飛びつくと中々離れなくて
窒息しそうになるから命の危険を感じつつあるのよさ。
「わー、可愛い子だ?」
知らない内に馨君たちと距離が出来てしまっているっ!
って、今衝撃的な発言が((((;゚Д゚))))
生まれてこの方そんな縁はなかったが、
ついに来たのかあたしの容姿についての賛美!!
※ただ単に気付いてなかっただけです。

