――――それから、3日後――――
これから、決戦に行くところだが不良メンバーズ
が大量に押しかけるのは良くないと思い選抜メンバー
を厳選させて貰った。
上條さんたちも悪魔2人もあたしの本気にかなり驚いてた。
「まだ、事件から5日も経ってないのに・・・」
「やはり、君は幸運の女神だよ。」
とりあえず、あまりツッコむ気にならない。
「出鼻折ってきてやります!」
「それはいいけど、真犯人はどうした?」
「それはもう手配が整っております。」
「ひーちゃん、怒らせると怖いって
身にしみました。」
相沢ティーチャーが泣き真似をする。
「あたしが怒ったらこんなことでは済まされまい。」
「そんなことより、早く行くわよ。」
サユが厳選なる審査を勝ち抜いた不良メンバーズに
声を掛ける。
「では、マーボ。残ったメンバーをよろしくお願いします!」
「承知。」
敬礼をするとつるりとした頭が光った。
※太陽の反射である。
残りの不良メンバーズのソウルは受け取った。
必ず、みんなの頑張りが実るように戦いに
出陣してきます。
朝も兄ちゃんが応援歌を歌ってきて、
支度に手間取う羽目になった。
いきなり、学ランでエールを送るとか
言って長々と聞かされて仕事に間に合わなく
なると言いながら学ランを脱ぎ捨てた兄
の後ろ姿をただ唖然と見送った。
さすがに、嵐のような人には勝てそうにない。
そして、何故か交通手段がチャリンコである。
エコに気を使ったんだとかよっちゃんが意味
不明なことを言っているが、確かに警察署に
行くのにバイクブンブンというわけにも行かず、
厳選したメンバーではあるもののこの人数で
車というわけにも行かなかったのが理由でもある。
それにしても、もっくんが爽やかだ。
サイクリングにこれから行くぞって気分だ。

