Hurly-Burly 4【完】


少しゆっくりしていたらお片づけ部隊が動き出した。

「では、あたしも行って参ります!」

「日和ちゃんは片付けしなくても」

「いいえ、家庭科室の備品を壊されてしまったら困ります。

そうでなくても料理研究部の皆さんにご迷惑をかけてしまって

は頼んだこちらの面目がありません。」

「そうだね、確かに・・・・ごめんね。作ってくれたのに

片付けまでさせちゃって。」

「いいえ、作った以上は最後まで責任を持たねばなりません。

ですから、当たり前のことなんですよ。」

「そっか、当たり前のことなんだ・・・」

うん?馨君、今日は少し上の空な感じ。

お風邪でもうつったのだろうか?

後で、話を聞いて見ようかな。

「ひーちゃん、早く行くよ。」

「あの、廊下は走らないで下さい。」

「「「はーい」」」

不良メンバーズが一緒にお片付けに来てくれるだけ

助かるし、意外とちゃんとしてる。

ご馳走様もいただきますもこんなイカツイ顔してる

連中がみんな口を揃えて言うんだ。

「ひーちゃん、お汁粉美味かった。

今度は鍋パーティーだよな。」

「美男の家で盛大にやろうな。」

「ヒヨリン、この鍋洗っとくからな。」

本当は不良だってやるときはやるんだ。

みんな偏見を持って接するから芽が摘まれて

勿体無いことをする。

ああ、あの時褒めてやれば良かったと後悔

をするような大人にだけはなりたくない。

「偉い子に育ちましたね゚(゚´Д`゚)゚」

「いや、それ今水道の水垂らしたよな。」

「俺もそう見えたんだけど。」

「・・・それに何故か育てられてる。」

若干、料理研究部が身を引いてるようだ。

この偏見がいつか消えて隔たりがなくなったら

みんなはもっと自信がつくのかな?

それとも、この隔たり自体が必要なのか。

あたしが大丈夫だって言っても100%信じて

もらえるわけでもない限りそれは不可能なのかもしれない。