変な奴ってどこがだ?
至って普通ではないか。
文句を言う構えを取って待ち構えた。
※ファインティングポーズです。
「食えねぇもん普通作るか?」
「食えないものですか?」
そんな考えで物づくりはするものかしら?
「確かに、味見出来ないわりにいつも美味しい
お菓子を作るよね。」
「美味しいと言ってくれる人が居るから作るんですよ。」
自分が食べたいものよりは食べてくれる人が喜ぶ顔を
思い浮かべて作る方が楽しい。
作ってる最中にこれを食べたら喜んでくれるかなって
考えるとより美味しいものを提供したいと思うもの。
「実は昨日の夜、一応予行練習で兄ちゃんにお汁粉
作ったので味見はしなくてもバッチリなのですよ。」
兄ちゃんはとりあえず嫌いなものがない。
だから、こっちとしては助かる。
お弁当もいろんなおかずに挑戦出来る。
「お菓子を作るのは元々好きだから作るんです。」
よく美味しいって食べてくれたんだ。
その言葉が聞きたくてお菓子本買っては新たなレシピを追加した。
「ヒヨリンってそういうところは女の子らしいよな。」
「女の子なんですが!」
酷いわ、ユウヤそんなのあんまりじゃないか。
「でも、美味しいよ。ご馳走様、ありがとう。」
「馨君、次は是非とも馨君のリクエストで行きましょう!」
「え、俺?」
馨君が温かいハーブティーを淹れてくれる。
「ヒヨリン、俺カスタードプリン食べたいな。」
「ナル君のリクエストならば早急に明日持ってきます。」
早速、今晩の予定が出来てしまった。
「日和ちゃん大変じゃない?」
ハーブティーを渡してくれた馨君から受け取る。
「大変?大したことはありませんよ!」
「苦労するようならこいつらの言うこと聞かなくても
いいからな。」
「いいえ、そんなことありませんよ。それにナル君
のためならば、なんのこれしきです!」
可愛いナル君の頼んでくれたリクエストだもん。
チョコレートプリンも付けましょう!!

