Hurly-Burly 4【完】


どうやったら真の友達ってヤツになれるんだろうって

自分なりに努力をして毎日知ろうとして力になりたい

そう思っていただけで人に心配されるような子じゃなかったはずだ。

いつだって、何だって如何なる時だって自分の力でやって

これて出来ないことなんて殆どなくてこれからだってそう。

大丈夫、あたしなら出来るんだってどんなことにだって

立ち向かえる気でいる。

それはこれから進む道が過酷だと思うからで、精神的に

強くなきゃやっていけない世界だと思ってたから弱音は

ジョセフィーヌにしか吐かないって決めてた。

「・・・心配なんてしなくていいって言ったのに。」

そんな心配される資格なんて全くない。

あたし、気付くの遅いな。

みんなのこと結構好きなんだな。

サユへの想いには劣るけど大好きなんだ。

出来ることなら時間が止まってくれたらいいのに。

そうしたら、この一瞬一瞬を記憶して写真のように

胸に閉じ込めてられる。

「何で心配しちゃ悪いんだよ。」

「だ、だって!」

言えないよ、そんなのあたしに言わせないで。

ううん、しっかりしなさい日和!!

弱気になるんじゃないよ!

ペシっと頬を殴るとちぃ君がギョッとしながら

唖然と視線を向けてきた。

「何してんだ。」

「き、気合入れてみた!」

「痛いだろ?」

殴った頬を優しく摩るちぃ君にドキドキが加速した。

「い、たくないよ?」

「赤くなるだろ、お前肌綺麗だから。」

な、コヤツ!!

自覚のない言葉を言いやがったな。

「ちぃ君の方が白玉のような美しさじゃないか!」

綺麗な肌してるのはちぃ君だと思う。

あんなに甘いもの食べてるのに何故太らない!?

一体、どんな細工をしていると言うのだ!!

「お前は大福みたいだ。」

「それは嫌味か!」

ちぃ君、それはあんまりよ。